「パスを通す」とはコマンドプロントなどでプログラムを起動する際、わざわざプログラムへのパス(C:\users\…など)を書かなくても、プログラム名だけで開くことができるようにする作業です。
Anaconda3をインストールしたときの、pythonのパスの通し方について説明します。
まず コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム
から「システムの詳細設定」に入り、「環境変数」ボタンをクリック。
環境変数の設定画面が開くので、ユーザー環境変数の欄からPathを選択。
パスを通したいプログラムが入っているフォルダを追加すればOK。
python.exeが入っているのは「C:[インストールしたフォルダパス]\Anaconda3」なので、このフォルダを追加する。
ついでにconda環境のactivateのパスも通しておくと便利なので「C:[インストールしたフォルダパス]\Anaconda3\Scripts」も追加しておく。
パスを通したら「python」とコマンドプロントで打って、実際に起動するか確認しておきましょう。
注意1:windowsの環境によってはこれでもうまくpythonが開かないことがあります。
その場合はこちらを参照:pythonコマンドでwindows storeが起動してしまう問題
注意2:コマンドプロントだけならこれで上手くいくが、後々、Visual Studio Codeというエディタを使ってpythonでデバックをすると「Your shell has not been properly configured to use ‘conda activate’」などのエラーが出る。またimport numpy as …などのimportがうまく動作しない。
これを解決するために結局、Anacondaを再インストール、ただし「add Anaconda to the system Pass environment variable」にチェックを入れてインストールしたら解決した。
※ちなみにインストール方法はこちらの記事を参照
Anaconda・Pythonのインストール方法

エラーが出た原因としては通すべきパスが足りなかった模様。推奨されていないようだが素人が自力で必要なパスを全て通すのはかなり困難なので、こちらにチェックを入れておくのがおすすめです。
ちなみにここにチェックを入れてインストールした際に新たに入ったパスは
「C:[インストールフォルダ]\Anaconda3」
「C:[インストールフォルダ]\Anaconda3\Library\mingw-w64\bin」
「C:[インストールフォルダ]\Anaconda3\Library\usr\bin」
「C:[インストールフォルダ]\Anaconda3\Library\bin」
「C:[インストールフォルダ]\Anaconda3\Scripts」
の5種類っぽい。チェックを入れないでインストールした人でもここにパスを通せば、おそらく問題が発生しなくなると思います。しかし初心者が自力でこれらへパスを通す必要性を見抜くのはかなり困難。。。
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