​パワーポイントでTeXを使う方法(デフォルトで入ってるもの)

MS Office

Microsoftの Power Point や Word で、2017年版からデフォルトでTeXが使えるようになった。WordははじめからTeXボタンが用意されているがPower Pointは少し使い方がトリッキーで少し設定がいる。使い方はMicrosoftの公式ページ(LaTeX Math in Office)で書かれている

初期設定の仕方

まず 挿入→記号と特殊文字→数式 と辿ってMathモードに入る。そして左上にあるMathツールの右下角の矢印をクリックして、数式オプションを開く。さらに数式オートコレクトボタンを押す。

修正文字列に「\TeX」と入れ修正後の文字列に Ⓣを入れ、追加する。 Ⓣは24C9 alt+xで入力可能。次に修正文字列に「\LF」と入れ修正後の文字列にⓁを入れ、追加する。Ⓛは24C1 alt+xで入力可能。

使い方

Mathモードに入ったら\TeX+spaceでTexモードに入れる。あとは\fracなどのTeXのソースをそのまま書けば良い。\LFでTeXモードを抜けられる。Mathモードにはalt+; というコマンドがあり、覚えると便利。(USキーボードだとalt+= っぽい?)

注意

Mathモードに入り、何も書いていない状態で\TeX+spaceをすると、なぜかMathモードが終了してしまうので、無駄に1文字書いてから\TeX+spaceを入れるべし。(仕様なのかわからないが少なくとも著者の環境ではそうなった)

また\frac{}{}などの直後にカーソルを持って行きspaceなどの何かしらの文字を打たないと数式に変換されない。つまりすでに論文に書いたTeXソースをコピペして貼り付けるだけでは変換されず、一つ一つのコマンドの直後でspaceなどを入れる必要がある。

\begin{align}などはサポート対象外。また\usepackageも使えないので\braketなどのコマンドも使えない。\newcommandも当然設定できない。

このあたりのところはもっと便利にしてほしい。というかこれをなんとかしないとほぼ使い物にならない。。。

他の方法について

非公式ではあるが上記の辺を解決するためには(というか元々こっちが先にあった)アドインなどを入れる必要がある。

参考:パワーポイントでTeXを使う方法(アドイン、IguanaTeX)

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